ブラックでも借りれる消費者金融がありますが、その審査基準は業者ごとによって大きく違うのでなかなか審査の甘い業者を探しても簡単に見つけることができません。
大体の傾向はありますので、こちらでご紹介いたします。

まず、ブラックリスト入りするとはよく聞く言葉ですが、これは具体的にどういったことなのでしょうか。この世の中でブラックリストというものを見たことがある人は、恐らく誰一人としていないと思います。ブラックリストという紙媒体の名簿に人の名前や情報が一覧で書かれているようなものが金融業者各社もっているわけではなく、そのような人たちの情報が一括にまとめられたリストがあるわけでもありません。ではブラックリストとは何なのか?
これはいわゆる俗称です。そのようなものは存在しないのですが、良くそのような状態のことをそう呼んでいるだけです。

具体的にブラックリスト入りしたと言われている状態とは、個人信用情報にキズがついている状態の事をさします。個人信用情報とは、クレジットの契約や銀行のローンを組んだ履歴、そして消費者金融へ申し込んだ日付や契約内容、そしてその後どういった返済をいついくらしていったのかという情報を、名前などの個人情報と紐付けられて記録しており、この情報は金融各社から国内に3つある個人信用情報機関へと記録が残されています。加盟した金融業者がから逐一、情報が提供されており、ブラックの履歴がない人であっても、融資の契約をした人はほとんどがこの情報機関へ情報登録されています。この登録するという行為は決して違法ではなく、恐らく申込時の契約書へきちんと許可を求める文面があったはずですから、この事実を知らなかった人でもこの情報提供に関してきちんと許可をした上で契約をしているはずです。

この情報は他の加盟金融業者も閲覧することができますから、新規で申し込みをしてきた人が信頼できる人間なのか、いままでいくら借りて、いまいくら返済しているのかという情報が細かく把握できる為、審査においてはかなり重要視されるデータとなっています。

この情報とともに、返済において「異動」という情報が残っていると問題です。この異動情報とは業者側にとって不利益となるような返済遅れ、自己破産などの金融トラブルのことであり、この異動情報が残されている状態のことを「ブラックリストにのっている」と俗に呼んでいるのです。

ブラックリスト入りしている人はそのような人として低く評価され、業者によってはブラックの記録があればすぐに審査落ちとしてしまう業者もあります。例えいまはきちんと収入があったとしてもです。厳しい審査基準を設けている業者も多いです。

しかし中には審査の甘い消費者金融もあり、ブラックでも借りれる業者が存在します。ブラックの人でも絶対に借り入れしてはいけないわけではなく、法律によってブラックの人へ貸し出ししてはいけないという決まりもないので、業者側は別に貸し出しをしてもいいのですが、それだけリスクのあることですからあまり乗り気ではありません。

ただ、ブラックの人も貴重なお客さんとして迎え入れてくれる中小規模の消費者金融であれば、過去にブラックの記録が残っていても、そのほかの要素をみて総合的に判断し、きちんと今後は返済をしてくれる人であると評価されれば融資を受けることは可能です。ブラックの人も諦めずに業者選びをしてみてください。ブラックリスト入りしている人は、業者選びをきちんとすればさえ、まだまだ借り入れできる可能性は残されています。